宅建 どんなことを勉強するの? 勉強の仕方は? もう重説は他人に読んでもらわないと心に決める

[ 2022/05/17 ]

宅建の勉強をしている皆さん

今日はガイダンス的なお話です。

宅建試験は毎年10月の第3日曜日に行われます。

基本的には住民票のある都道府県で受験をします。

申込は7月のはじめに始まります。

令和4年度の試験について現在わかっていることはこちら

試験時間は2時間で50問を解きます。(5問免除の方は45問で試験時間は1時間50分)

マークシートです。

 

宅建試験は大きく分けて3分野で構成されています。

・権利関係

・宅建業法

・法令上の制限・税・その他

よく市販のテキストでも3冊に分かれていたりします。

みんな法律です。つまり宅建の試験は法律の試験ですよ。

では各分野の特徴と勉強の仕方について書いていきます。

・権利関係

14問出題されています。民法がメインですが、不動産登記法、区分所有法、借地借家法なども出題されます。

民法は暗記ではありません。

なぜなら民法には民法の考え方があります。

それを一度理解してしまうと後は皆さんのセンスというか常識で正解にたどり着きます。

逆に民法の考え方とケンカをしてしまうと正解にはたどり付けないということになります。

だから民法ってすぐに点数が上がりにくい分野です。

民法の考え方が理解できていない人は日ごろの考え方から変えないといけないからです。

民法では登場人物の立場は対等です。その中で悪いことをしたり(詐欺、強迫など)

うっかり間違えちゃったり(錯誤など)する人がいるので、登場人物の中では誰を一番守らなくてはいけないかを考えると

正解にたどり着きます。

 

それに対し借地借家法は”借りている人を守る”法律です。

だから借りている人に不利な特約は無効になったりします。

借地借家法では細かい規定がありますのでその部分は暗記になります。

 

・宅建業法

宅建業法は残念ながら”不動産屋さんはお客さんをだます(かもしれない悪い)人”という視点で作られていると思ってください。

だから守られるのは”(不動産屋さんではない)一般のお客さん”です。

お客さんが宅建業者の場合はほとんどの場合保護されません。

暗記することは多少ありますが理屈をつけて覚えていきましょう。

 

・法令上の制限・税・その他

法令上の制限

まちづくりに関する規制がメインです。銀座などは買い物をするところなので密集して日光が差し込まない建物もOKですが、

普通の住宅地では日当たりは確保しましょうというような規制をかけます。

近年は土砂災害なども多発していますので、規制は厳しくなってきています。

なにか大きな災害が起こると法改正されて規制が厳しくなります。

建築士の方などは得点源となる分野ですが、そうでない方には理解が難しいという方も多いです。

ここは暗記と割り切って勉強したほうがいいと思います。

不動産売買にかかわる税が主に出題されます。

税も暗記と割り切って勉強しましょう。

実務では、毎年年末の国会で来年の税金の取扱いが決まることも多いので、毎年確認しましょう。

私も宅建シーズン以外は覚えていませんで、なにかあるごとに毎回確認しています。

去年の知識は役に立たないことがあるので要注意です。

 

宅建は合格率15%の試験です。

これはなかなか試験の中でも厳しい方ですよ。ちなみに賃貸不動産経営管理士は30%台です。

合格率15%台の試験というのは結構細かいところをついてきます。細部まで理解していないと合格できないですね。

一般的に、合格までには300時間の勉強が必要といわれていますが、個人差があります。

300時間確保できないからと言ってあきらめる必要はありません。

問題集をすると思いますが、”問題を見たらさっとこたえられるレベル”になっていると合格に近づいています。

逆にさっとこたえられないと合格は遠いです。

本試験前には”問題を見たらさっとこたえられるレベル”に仕上げましょう。

 

今年の宅建試験で合格して、重説は自分で読みましょう。

資格手当もつけてもらい、昇給目指しましょう。